リバプールの劇的決勝弾に動揺… モウリーニョの“呆然リアクション”に英注目「傷口に塩」
トッテナムは1-2でリバプールに敗戦 天王山で競り負け首位陥落
トッテナムは現地時間16日、プレミアリーグ第13節でリバプールと対戦し、敵地で1-2と敗戦を喫した。ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノに後半45分、劇的な決勝弾を叩き込まれたなか、その瞬間のジョゼ・モウリーニョ監督のリアクションに英メディアが注目している。
勝ち点「25」で並ぶ首位トッテナムと2位リバプールとの天王山となった一戦は、前半からホームチームが猛攻を仕掛ける。前半26分、エジプト代表FWモハメド・サラーが先制点を奪うもトッテナムは同33分、一瞬の隙を突いて韓国代表FWソン・フンミンのカウンター弾が炸裂し、前半たった1本のシュートで同点に持ち込んだ。
後半もポゼッションのリバプール、カウンターのトッテナムの構図が続いたなか、均衡が破れたのは試合終了間際の後半45分だった。CKからフィルミーノがヘディングで決勝ゴールをマーク。トッテナムは土壇場で失点する格好になり、天王山で競り負けて首位から陥落することになった。
そんななか、英メディアは決勝弾が決まった際のモウリーニョ監督のリアクションに注目。得点源を下げて守備的なカードを切り、勝ち点1を持ち帰るプランに舵を切っていただけに、モウリーニョ監督は思惑を打ち砕かれた瞬間に目を泳がせながら呆然と立ち尽くしていた。
英地元紙「リバプール・エコー」は「強力なフィルミーノのヘディング弾による劇的な結末は、モウリーニョの傷口に塩を塗り、クロップの祝福のガッツポーズに活気をもたらした」と取り上げ、「クロップは満面の笑みだったので、試合終了のホイッスルの際、モウリーニョは不機嫌な振る舞いを露わにした」と説明していた。
枠内シュートが11対2、ポゼッション率が76%対24%と、リバプールに試合の主導権を握られながらも、ゴール前を守備陣で固める“バス戦術”が試合終了目前まで狙い通りだったトッテナム。土壇場での被弾はモウリーニョ監督にとっても受け入れ難いシナリオだった様子だ。