不調バルサ、ホームで“理想”捨て逆転勝利 指揮官告白「やりたい試合ができるとは…」
レアル・ソシエダ戦で先制を許すも、アルバとデヨングのゴールで接戦を制す
バルセロナは現地時間16日に行われたリーガ・エスパニョーラ第19節レアル・ソシエダ戦に臨み、2-1の勝利で勝点3を確保した。ここで勝点を落とすと優勝が大きく遠のく一戦となったなかで、ロナルド・クーマン監督は前半のパフォーマンスを称えつつも、後半は理想を捨ててでも勝ちに行ったことを明かした。スペイン紙「マルカ」が報じている。
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試合は前半27分、ソシエダがセットプレーからFWウィリアン・ジョゼのゴールで先制に成功する。本拠カンプノウで勝ち点3が必須のバルサは厳しい展開となったが、その4分後にフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンのクロスがMFペドリに当たり、最後はスペイン代表DFジョルディ・アルバの右足シュートがゴール右隅に突き刺さって同点に追いついた。
前半43分にはジョルディ・アルバのクロスをオランダ代表MFフレンキー・デヨングが合わせてゴールネットを揺らす。オフサイド判定が下ったもののVARによって“救われる”形となって、これが決勝点となった。
クラブの公式ツイッターによると殊勲のジョルディ・アルバは試合後のフラッシュインタビューで「今日の前半はリーガで最高の試合ができたと思う」と喜びを露わに。またクーマン監督も「前半は素晴らしかった。ただしもっとゴールを奪う必要はあったけどね」と手ごたえを口にしている。
ただしその一方で、後半に入ると上位を争うソシエダの小気味良いパスワークの前にバルサが守りを固める場面が目立った。後半33分、MFマルティン・スビメンディのシュートをゴールポストに激突してでも決死のブロックで止めたペドリらの好プレーがなければ、勝利は手にできなかったかもしれない。
実際、クーマン監督も「ラ・レアル(ソシエダ)はボールを上手く保持してきたし、プレスして奪ってきた」、「やりたい試合がいつもできるとは限らない」と、相手の攻撃を受けてでも勝ち点3をもぎ取ろうとしたことを明かしている。
すでにバルサは今季リーグ戦で4敗を喫しており、暫定首位のアトレティコ・マドリードとは試合数が1少ない中での勝ち点6差の5位となっている。これ以上勝ち点を落とせない状況の中で、ソシエダ戦の勝利が浮上のきっかけになるのだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)