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マンUのクラブ経営が大ダメージも「かなりの強気」と英メディア
ファン・ハール監督のさらなる“おねだり”に応える用意も
モイーズ前監督とコーチングを解雇する違約金や、プレミアリーグ7位に終わったことによる賞金の減額、また、欧州チャンピオンズリーグ出場権を逃し、放映権収入を失ったダメージと合わせると、減収は5000万ポンドに及ぶという。今回の収支には今夏の移籍市場で1億5000万ポンドを投じた補強費用は計上されていない。
「チームにはしっかりとした人数が揃っており、1月の補強の予定はないが、もしも監督から要請があり、補強の可能性が出てくるのなら、我々は当然吟味する」とウッドワード副会長は語り、ファン・ハール監督から来年1月に再開するマーケットで戦力に関する“おねだり”があれば、獲得に乗り出す方針を明らかにした。
ファーガソン体制で培った圧倒的なブランド力で収益性を高めたマンUだが、今季新監督に就任したファン・ハール監督もいまだ公式戦で勝利なし。リーグ戦ホーム開幕で1972年以来となる黒星を喫し、リーグカップでは3部MKドンズに0-4で惨敗した。
いきなり危機的状況を迎える中で、ドルトムントに香川真司を放出するなど過激な人員整理を進める一方、「パニック・バイ」と揶揄されるほどの大型補強に打って出た。ピッチ内外で好結果を導けなければ、ファーガソン政権での成功の日々で盤石になったはずのマーケットでの求心力が一気に低下するリスクもある。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
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