南野拓実のベンチスタートは続く? クロップ監督は絶賛も…「チャンスが来たら掴め!」
取り組む姿勢を絶賛もリバプールのアタッカーの安定感を記す
今年1月にリバプールに加入した日本代表MF南野拓実は、2020-21シーズンに入ってからもバックアップ扱いが続いている。今季はここまでリーグ戦7試合に出場したが、スタメンは1回のみで、4試合は10分以下。ポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタが負傷離脱となったが、その状況は今後も続くかもしれない。英紙「デイリー・エクスプレス」が、ユルゲン・クロップ監督の覚書の内容を伝えている。
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リバプールは現地時間13日のプレミアリーグ第12節フルハム戦を1-1で引き分けた。この試合、後半から出場した南野は、精力的な走りを見せ、チームに流れを引き戻している。しかし、続くトッテナム戦(2-1)では再び出場機会は訪れず、ベンチを温めたまま90分を終えた。そんな南野を、ユルゲン・クロップ監督は称賛している。
「私は普段、一人の選手を取り上げて称賛することは好まない。だが、タキ・ミナミノについては、どうしても記しておきたい。タキは加入してから、常に素晴らしい。彼の取り組む姿勢は、最高レベルにあり、向上しようとする意欲も最高峰だ。我慢をしなければいけない時があり、それが難しいことは想像できる。ここまで先発する機会が少ないのは、何一つ彼のせいではない。彼のポジションの選手たちが、チームのためにコンスタントに結果を出し続けているからだ。そのなかでも、タキが示す取り組みは、全員の模範となるものだ。
彼は毎日、彼の持てるすべてを出してくれている。最近、私たちは彼をセントラルハーフで起用しているが、それについてもポジティブに取り組んでくれている。シーズンを成功で終えるためには、この姿勢を全員が示すことが必要だ。そしてチャンスが来たら、しっかりと掴め。チームのためにも!」
これまでにも南野の姿勢を称賛していたクロップ監督。裏を返せば、ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノ、セネガル代表FWサディオ・マネ、エジプト代表FWモハメド・サラーが好調でいる限り、南野の出場が限定的になることは変わらなさそうだ。
ジョッタが負傷により2カ月の離脱となっているが、南野はセントラルハーフで出場機会を模索していくことになるかもしれない。
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(FOOTBALL ZONE編集部)