恩師クロップとの対決前にドルト香川が評価急上昇 トゥヘル監督が「最高の特権」と大絶賛

7日のEL準々決勝でリバプールと運命の対決

 ドルトムントのトーマス・トゥヘル監督が7日の欧州リーグ8強リバプール戦を前に、2日のブレーメン戦でブンデスリーガ通算100試合出場を果たし、今季6得点目を決めた日本代表MF香川真司を絶賛。香川の存在について「最高の特権」と語った指揮官は、ユルゲン・クロップ前監督との運命の対決での活躍に期待を込めた。

 “クロップ・リバプール”との運命の対決を前にトゥヘル監督は記者会見に出席した。昨季までマインツを率いた指揮官はマインツ、ドルトムントとクロップ氏の後を追う格好でキャリアを積み重ねてきた。ブンデスリーガ公式ツイッター英語版は後継者の注目の会見を速報した。

「古巣にクロップ監督を迎えるのは私にとっては初めてではない。今回で6度目なのでルーティンだね」

 マインツ監督時代に5度、クロップ氏率いるドルトムントと対戦していたトゥヘル監督はユーモアを交えながらこう語った。今季ブンデスリーガ2位と好調を維持するドルトムントだが、全てが自らの功であるとは考えていないという。

 「我々が今こうして存在するのはクロップとの歴史のおかげだ」と指揮官は語った。「ゲーゲンプレス」という前線から強烈なプレッシャーを掛け、高速カウンターでゴールを陥れるアグレッシブなクロップ戦術でドルトムントは欧州のエリートクラブに返り咲き、ジグナル・イドゥナ・パルクには優秀な逸材が集まった。現在の成功はクロップ氏の遺産によるところが大きいと感じている。

 

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