J1で物議の「PK取り消し」を識者解説 混乱を防ぐ“マネジメント能力”の必要性が浮き彫りに
名古屋対横浜FCで発生した「PK取り消し」の判定を「Jリーグジャッジリプレイ」で議論
J1リーグでの「PK取り消し」が先日、物議を醸した。判定が覆る珍しいシーンにツイッター上でも「Jリーグジャッジリプレイで取り上げてほしい」という声が多く上がっていたなか、15日に配信された第30回で該当シーンに言及。濃厚な議論が展開されている。
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12日に行われたJ1第32節、名古屋グランパス対横浜FCの後半39分に、問題のシーンが発生した。名古屋MFガブリエル・シャビエルがペナルティーエリア内へ走りこんだMFジョアン・シミッチにクロス。シミッチが頭で中央へ折り返したボールが、横浜FCのDF田代真一の手に当たったとして、池内明彦主審はハンドの反則で名古屋側のPKを指示した。
しかしその後、横浜FC側の抗議を受けた池内主審は、プロフェッショナルレフェリーである山内宏志第1副審との話し合いを経て、PK判定を取り消して横浜FCのドロップボールで試合を再開させている。
番組では、まず最終的な判定が正しかったのか検証。JFA審判S級インストラクターの廣嶋禎数氏は「体に手がくっついている」ことから、ハンドを取りにくい例だとしつつも、「ボールの方向に動かし、意図的にボールに触れた」としてハンドの反則が正しいという見解を示した。
一方、判断の難しいジャッジであることも指摘。副審と意見交換する自体に問題はないが、もし廣嶋氏自身が副審を務めていたら、決定的な判断材料を持っていない限り判定に介入しないだろうとも語っていた。