リオ五輪メンバ入りへ猛アピール 浦和の関根がACLでアジア王者を切り裂く
手倉森監督にアピールした一芸
90分間、一瞬たりとも気を抜けないような戦いで、20歳の若者は歴戦の選手たちを相手に一歩も引かないプレーを見せた。それでも、自身に満足感はないという。
「広州の外国人選手を見ても、もっと自分がボールを持ったら怖いと思われる選手にならないといけないと思う。自分はもっとできると思うし、もっと決定的な場面を作れたと思う」
フル代表経験者がズラリと並ぶ浦和にあって、浦和ユースから昇格した1年目の2014年から試合出場を続けて3年目になる。クラブでの実績という意味では、U-23世代の日本国内でのプレーヤーとしてはトップクラスだ。アジア王者をものともしない“一芸”を持つ男は、「世界の頂点を目指す」と話すU-23日本代表の手倉森誠監督にとって貴重な武器になるはずだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images