ソン・フンミン、試合直前に相手選手の“突進取り押さえシーン”に英注目「完全に忘れていた」
トッテナムはクリスタル・パレスに1-1と引き分け 試合開始直前の“レスリング”が話題に
トッテナムは現地時間13日、プレミアリーグ第12節でクリスタル・パレスと対戦し、1-1と引き分けた。終盤に追いつかれ勝ち点2を逃す結果となったが、英メディアはキックオフ直前に韓国代表FWソン・フンミンが突進してくる相手FWクリスチャン・ベンテケを取り押さえるシーンに注目を寄せている。
ジョゼ・モウリーニョ監督体制2シーズン目となった今季、トッテナムは好調なスタートを切っており、11試合消化時点で首位に君臨。クリスタル・パレス戦は勝ち点1にとどまったものの、勝ち点で並ぶリバプールも同節でフルハムに1-1と引き分けたため、得失点差で首位をキープすることになった。
そんななか、英メディア「スポーツ・バイブル」は「ベンテケとソン・フンミンは膝を着くことを完全に忘れていた」と見出しを打ち、キックオフ直前のワンシーンに注目。主審のホイッスルを合図に選手たちは「Black Lives Matter」への支持を示すため、全員が膝をピッチに着くジェスチャーを示す工程があった。
しかし、キックオフの立ち位置で、ハーフウエーラインでソン・フンミンとベンテケが対峙すると、主審のホイッスルと同時にベンテケが前線に飛び出し、ソン・フンミンが妨害するべく取り押さえに掛かると、一足先にソン・フンミンが状況に気づき、すぐさま膝を着くジェスチャーに移行。ベンテケも慌ててそれに続いた。
記事では、「ベンテケとソン・フンミンのレスリング」と表現し、「主審のケビン・フレンドが笛を吹くと、ベンテケはトッテナムのエリアに突進。ソン・フンミンはピッチになぎ倒そうとしていた。しかし、両者はすぐに他の誰も動いていないことに気づくと、ベンテケは自らのエリアに移動して膝を着いた」と説明。試合直前の予想外のクラッシュに熱視線を送っていた。