「タクミはシャキリから学べ」 南野の“新境地”に英メディア提言「まさかこのポジションで…」
フルハム戦に後半頭から途中出場した南野 インサイドハーフ起用は「多くの前進を見込むことができる」
リバプールは現地時間13日、プレミアリーグ第12節でフルハムと対戦し、敵地で1-1と引き分けた。日本代表MF南野拓実は後半頭から途中出場し、インサイドハーフとしてプレーした。そんななか、英メディアは「タクミ・ミナミノはシャキリから学ばなければいけない」と見出しを打ち、中盤起用について言及している。
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負傷者が続出しているリバプールは前半25分に先制点を献上し、活路を見出せないままハーフタイムを迎えた。そして後半頭から元カメルーン代表DFジョエル・マティプをベンチに下げ、南野を投入。イングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンをCB、オランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥムをアンカーにコンバートし、インサイドハーフに南野を入れる、これまでにない奇策を採用する。
すると、流れが一気にリバプールへと傾き、後半34分に獲得したPKをエジプト代表FWモハメド・サラーが決めて同点とした。南野は第10節ブライトン戦(1-1)、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第6節ミッティラン戦(1-1)に続き、直近の出場3試合でインサイドハーフとして起用されているが、リバプール専門メディア「RUSH THE KOP」は「タクミ・ミナミノはシャキリから学ばなければいけない」と見出しを打ち、中盤での役割について取り上げている。
記事では「この日本代表は1年前にザルツブルクから加入したが、まさかこのポジションで使われるとは思っていなかっただろう。南野は、クロップが育ててきた前線のエリート軍団に参入するのは厳しいと悟ったのだろう」と現状に言及しつつ、「シャキリも加入3シーズンで実際に望んだような成果は得られなかった」と“先輩”に触れている。
「クロップはシャキリに何か新しい境地をもたらそうと試み、中盤の役割を提供したが、必要な戦術的規律を示せなかったため、ハーフタイムで途中交代させることもあった。そして、クロップは南野にも同じチャンスを与えた。ミッティラン戦では南野の投入で状況は改善され、クロップからも称賛を受けた。一方、クロップはシャキリを中盤選手として起用することで流動的に介入する余地を見出そうとしたが、実際にはうまくいかず、出場機会も減ることになった」
南野については「シャキリから学び、中盤としての生活に順応することができれば、多くの前進を見込むことができる」と、ユルゲン・クロップ監督の“テスト”に受かることで、今後出場機会も増加する可能性は充分に残されていることを強調していた。中盤も負傷者が続出している状況下、南野のアピールは実を結ぶことになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)