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圧倒的な攻撃力か、名門の政治力か 退場者トーレスはバルサ相手にCL通算30人目の犠牲者!
バルサCL215試合で退場者続出 決勝Tでは10人目
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第1戦バルセロナ対アトレチコ・マドリードは、ウルグアイ代表FWルイス・スアレスの2得点によってバルセロナが2-1で逆転勝利した。アトレチコは先制点を挙げたFWフェルナンド・トーレスが前半35分で退場となったが、スペイン紙「マルカ」は、CLの舞台でバルセロナと戦う相手の退場数のあまりの多さを特集している。。
この日のバルセロナはFWルイス・スアレスが抜群の得点嗅覚を発揮して後半18分、同29分に2得点を挙げて見事な逆転勝利を飾った。そんな試合の分水嶺となったのはトーレスの退場劇だった。
トーレスは前半25分にコケのスルーパスに抜け出し先制ゴールを奪った。バルサ相手に通算11得点という無類のキラーぶりを見せたが、同29分、35分と立て続けにイエローカードをもらってしまった。得点後からわずか10分でピッチから去る羽目になった。10人になったアトレチコはゴール前で決死のディフェンスを見せたが、最後はホームチームの圧力に屈してしまった。
前半途中から数的優位の立場で試合を進められたバルセロナだが、CLを振り返ると興味深いデータが浮き上がってくるという。現状の大会方式になって以降、バルセロナは215試合中、相手が退場したのは今回のトーレスの退場劇で30回目、決勝トーナメントでは10回目を数えたという。
この数値にはバルセロナ不変のスタイルである圧倒的なポゼッション、そしてFWリオネル・メッシ、FWルイス・スアレス、FWネイマールの「MSNトリオ」など、歴代の強力な攻撃陣を止めるために、相手としてはファールが増えざるを得ない事情もある。ただ選手からは“不公平”の声が聞こえることも確かだ。リーガ第22節の直接対決で一発レッドを受けたアトレチコDFフェリペ・ルイスが「メッシはレフリーから“えこひいき”されている」と発言。世界屈指の名門を持つ政治力が主審のジャッジに影響を及ぼしているという主張も物議を醸したこともある。