トッテナムのMFデレ・アリ、モウリーニョ監督の構想外でフランス王者PSGへ放出か
欧州選手権のメンバー入りを目指すアリも出場機会を求めて移籍を希望
トッテナムは今季、リバプールと並んで暫定首位と好位置につけている。そのなかで、イングランド代表MFデレ・アリは、ジョゼ・モウリーニョ監督の構想から外れたようだ。英紙「テレグラフ」など複数のメディアが報じている。
今季、デレ・アリはリーグ戦出場3試合(計72分間)にとどまり、すべての公式戦でも9試合しか出場していない。プレミアリーグで首位タイにつけるトッテナムは、すでにアリを2021年1月の移籍市場で放出する準備を進めているという。15年にトッテナムに加入したアリはまだ24歳で、夏の移籍市場ではフランス王者パリ・サンジェルマン(PSG)、スペインのレアル・マドリードへのレンタル移籍の可能性が報じられていた。
高いポテンシャルを持ちながらも、その潜在能力を発揮できないアリだが、英紙「テレグラフ」は、「ジョゼ・モウリーニョ監督の戦力からは完全に外れており、5年間を過ごしたトッテナムからはクラブを離れる許可が降りる」と伝えている。
また、英紙「デイリー・メール」では、「1月にPSGへの移籍が全員にとって満足のいくものとなる。アリはトップレベルで自身がEURO(欧州選手権)の代表入りにふさわしいことを示すことができ、PSGはダニエル・レヴィ会長の求める1億ユーロ(約126億円)の移籍金を支払える数少ないクラブだ」と言及。PSGの4-3-3にフィットするアリが、中盤の選手でありながら相手ゴール前で決定的な仕事ができる能力が生きることも指摘した。
英紙「ザ・サン」によれば、PSGに加えて、マンチェスター・ユナイテッドも獲得に動く可能性があるという。
才能を持て余している感のあるアリだが、2021年にはブラジル代表FWネイマール、フランス代表FWキリアン・ムバッペらとプレーする姿を目にすることになるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)