バルサ戦先制弾から10分後に退場のトーレス 「二枚目のカードは…」と主審の判定に不満爆発
CL準々決勝初戦で数的不利のアトレチコは逆転負け
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝バルセロナとの第1戦でアトレチコ・マドリードFWフェルナンド・トーレスは先制点を挙げながら、その後の10分間で2度のイエローカードをもらって退場した。試合後にトーレスは「僕のサッカー人生にとって最悪の日の一つ」と肩を落としつつ、主審のジャッジに不満をこぼした。スペイン紙「マルカ」が伝えている。
この日、闘将ディエゴ・シメオネ監督率いるアトレチコは激しい守備と鋭いカウンターで2年連続三冠王者を狙うバルセロナを慌てさせた。前半25分、MFコケのスルーパスに抜け出すとトーレスが鋭く最終ライン裏へと抜け出し、相手GKテア・シュテーゲンの股間を冷静に射抜いてゴールネットを揺らした。
10代の頃から「神の子」と称され、大一番でゴールを奪ってきたトーレスの先制弾。バルサ戦でキャリア11得点目という無類のキラーぶりで、敵地カンプ・ノウを黙らせた。アトレチコは最高の試合展開に持ち込んだはずだったが、得点後の10分間がいけなかった。29分にFWネイマールに足を引っ掛けて警告をもらう。その6分後にはMFセルヒオ・ブスケツの軸足にひざを入れてしまい、この日2枚目のイエローカードで退場の憂き目にあった。
「この試合は僕のサッカー人生にとって、最悪の日の一つだよ。(得点から)たった10分で、戦いから去らなければならなかったことが悲しすぎる。チームが勝てなかったことに責任を感じるんだ。最後まで11人で戦えていれば、きっと結果は違ったと思う」
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