“年間アシスト大賞”をほぼ獲得? ウルブスFWの“ラボーナ”クロスを海外称賛「魔法の瞬間」
ウルブスFWネト、アストン・ビラ戦でトリッキーなクロスも…相手GKがビッグセーブ
ウォルバーハンプトンは現地時間12日、プレミアリーグ第12節でアストン・ビラと対戦し、ホームで0-1と敗れた。再三にわたって決定機を掴みながら1点が遠く、後半アディショナルタイムにPKを決められて敗れたが、限りなくゴールに近づいたシーンの一つとして、海外メディアはポルトガル代表FWペドロ・ネトの“ラボーナ”クロスに注目している。
前節でリバプールに0-4と大敗していたウルブスは、連敗回避に向けて0-0で折り返した後半に攻勢を仕掛ける。同24分にはスルーパスに反応した18歳のポルトガル人FWファビオ・シルバが右足を振り抜くもシュートはゴール左ポストを直撃。そして話題となっているシーンが、同35分に生まれる。
敵陣左サイドのタッチライン際で後方からのパスを受けたネトがドリブルでカットイン。ペナルティーエリアに差し掛かったところで、相手DFマティ・キャッシュ、MFドウグラス・ルイスに行く手を阻まれると、ネトは鋭く右回転して縦へと進出していく。シザースフェイントを入れて打開を試みるなか、キャッシュが縦のコースを切るべく飛び込むと、ルイスとの間にわずかなスペースが生まれた。
次の瞬間、ネトは左足を軸足の後ろに回して蹴る“ラボーナ”でのクロスを選択。意表を突かれたプレーにゴール前の相手DFの足が止まるなか、フリーになっていたベルギー代表MFレアンデル・デンドンケルが右足で合わせたが、決定的なシュートはアストン・ビラGKエミリアーノ・マルティネスのビッグセーブによって阻まれた。
“アシスト未遂”となったこのプレーに海外メディアも反応。オーストラリアのスポーツ専門局「Optus Sport」公式ツイッターは、「ネトがウイングから魔法の瞬間」とポルトガル代表アタッカーのプレーを称えるとともに、「マルティネスが素晴らしいセーブをやってのける」と賛辞を送っている。また、英メディア「planet football」も「ペドロ・ネトが美しいラボーナクロスでシーズンアシスト大賞をほぼ獲得」と伝えた。
トリッキーなプレーで魅了したネトは、今季ここまで全12試合に出場。ウルブス攻撃陣の軸として、今後も華麗なプレーを見せてくれそうだ。