【ACL帯同記】横浜FM、カタール遠征「激動の20日間」 16強敗退の悔しさと“おもてなし”への感謝

空港での最後のバゲージ対応の様子【写真提供:横浜F・マリノス】
空港での最後のバゲージ対応の様子【写真提供:横浜F・マリノス】

バゲージ対応はチームスタッフのほうが得意!?

 チームバスが空港に到着しても、まだまだ先発隊はバゲージ対応に追われていました。荷物の量が尋常ではないので、空港の職員の皆様も大変ですよね。特に海外での空港対応の際はキーマンを見つけて迅速に物事を進めることが重要です。キーマンっぽい人を見つけては話しかけ、「違うみたい」というやり取りを繰り返して作業を進めていました(笑)。また、これだけの荷物をシステマチックに預けるやり方は、主務の山崎さんやホペイロの緒方くんが慣れていることもあり、逆に空港職員に対して「こうやったほうが早いよ」と指導している場面も見られました(笑)。

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 そうこうしているうちに、時間は出発の約1時間前。用具車が空港に着いてから3時間が経過して、ようやくバゲージ対応が終了。イミグレーション等の手続きがあるので、バタバタしながら入国手続きへ。ここで、リエゾンとはお別れです。感動の別れ……のはずが、バタバタしたり、お互いに夜遅くて眠くなっていたりしたこともあり、「じゃあね!」という感じのシンプルな別れとなりました(苦笑)。いつの時も別れは寂しいものなので、この程度の温度感がちょうど良かったのかもしれません。第1回で記載したように、今回もしっかりと機内での感染症対策を行い、定刻で日本へ向かうフライトが出発しました。

 離陸後すぐに出てくる機内食をいただき、あっという間に就寝。疲れもあったのでしょうか、キャビンアテンダントに起こしていただいた時には、すでに着陸態勢に入っていました。約10時間のフライトを経て、チームは9日の18時頃に成田空港に到着。通常であれば、淡々と入国手続きをしていくのですが、コロナ禍での海外遠征はそういうわけにはいきません。まずは、QRコードを使用した問診票の提出を行い、抗原定量検査を行います。この検査は多くの方々でサポートされており、10秒に1人くらいのペース配分で混乱することなく検査が行われていきます。検査後は、検査結果が出るまで専用の待合所で待機。個体差はあるものの、30分~1時間程度で検査結果は出ました。

 特に問診票の記入については、同乗していた海外の方々に少し戸惑いがあったようなので、英語案内やよりシステマチックな方法を考えなければならない気はしましたが、個人的にはストレスなく検査を実施することができたと感じました。無事に検査結果で陰性と出た後は、イミグレーション→バゲージクレーム対応といつもの流れで空港外へ。待ってくれていたチームバスへ乗り込みました。一様に「寒い!」と日本の寒さが身に沁みました(笑)。空港から約1時間半で、横浜市内へ到着。無事にカタール遠征を終えることができました。2週間は隔離期間ということで公共交通機関が使用できないため、クラブスタッフが社用車や自家用車で迎えに来てくれていました。ありがとうございます!

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