本田の中で起きている意識改革 代表、クラブの両舞台で着手する新たな挑戦

 

「僕個人が狙っているものに違いはない」

 

 日本代表MF本田圭佑(ACミラン)が9日のベネズエラ戦後にこんなコメントを残した。

「(代表とミランは)システムも一緒ですし、ポジションも一緒ですから、大きくは違わない。自分が一緒にプレーしている選手の特徴は違いますけど、僕個人が狙っているものに違いはない。監督から求められているところも、そこまで大差ないので、むしろ今日の方がセリエA開幕戦よりチャンスがあったと思っています。そういう意味ではサッカーって奥深いなと思うんですけど……」

 アギーレジャパンとミラン。本田は新たな体制でスタートを切っている両チームにおいて、奇しくも同じポジションを任されている。4-3-3システムの右ウイングだ。

 昨季途中に加入したミランではクラレンス・セードルフ前監督の下で4-2-3-1システムの右MFを任されたが、思うような結果を残せなかった。右サイドで機能し切れなかった要因について地元メディアは「スピードの欠如」を指摘。献身的な守備や走りだけでなく、決定的な仕事を残すことが必要との論調が目立った。

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング