ダービー勝利のレアル、ジダン監督が批判への“持論”展開 「傷つくこともあるが…」
CL、リーグの出来に批判も…アトレティコ戦は会心の内容で快勝
レアル・マドリードは現地時間12日、リーガ・エスパニョーラ第14節でアトレティコ・マドリードとのダービーに臨み、2-0で完勝を収めた。ミッドウィークのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ最終節に続く大一番での勝利に、ジネディーヌ・ジダン監督も会見で「批判が我々を強くする」と語ったとスペイン紙「マルカ」が伝えている。
【PR】学生向けのお得プランが新登場!ABEMA de DAZN 学割キャンペーン、通常年額の半額でAFCアジア予選・日本代表戦、欧州リーグなどが視聴可能に
キックオフ前時点で1試合消化が少ないとはいえ、首位アトレティコと勝ち点差6と勝利が必須の一戦で、“銀河系”は勝負強かった。序盤から本拠サンチャゴ・ベルナベウで同都市の宿敵を押し込むと、前半15分に得た右CKでドイツ代表MFトニ・クロースが蹴り込んだボールをブラジル代表MFカゼミーロがヘディングで合わせ、幸先よく先制ゴールを奪った。
リードを奪った後も順調に試合を進めたレアルが試合を決めたのは、後半18分のこと。再びセットプレーからスペイン代表DFダニエル・カルバハルが放ったボレーシュートがポストに当たり、これが相手GKヤン・オブラクに当たってゴールラインを越えた。記録はオウンゴールとなったものの、右サイドバックの仕事人の一撃が貴重な追加点となり、アトレティコの反撃を寄せ付けず2-0の快勝となった。
「我々はピッチ全体でとても良いプレッシャーをかけ、試合を通じてアトレティコを自由にさせなかった。決定機もサウールの1回しか与えず、試合をコントロールできたね」
試合後の会見でジダン監督はこう話したという。試合内容についてこれほどポジティブに語るのは珍しく、会心の試合内容だったことが伝わってくる。今季のレアルと指揮官には、最終節での決勝トーナメント進出となったCLを含めて批判が集まっていたが、それについては次のように語った。
「最も重要なのは、我々のやっていることを信じることであり、選手自身が信じることだ。我々はいかにしてプレーすべきかを示した。(批判には)傷つくこともあるが、我々を強くする。批判はフットボールの一部であり、それを耐え忍なばければね」
レアルという世界有数のクラブを率いることには、一戦ごとに重圧があることは当然のこと。そのなかでこのように言い切れるのが、ジダン監督の勝負強さの源だろう。序盤戦の停滞を乗り越えて、昨季王者がいよいよトップギアに入ったのかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)