「どれだけ泥臭くなれるか」 小林祐希、ボランチの理想像に掲げる“遠藤保仁+α”
「今はとにかくハングリー。こんなプレーがしたい、あのチームに行きたいと欲がある」
「次の世代と言ったら、やっぱり(東京)オリンピック世代。彼らがバリバリA代表でスタメンで出て、それをバックアップできるベテラン組がいるのが理想かな、と。俺らの年齢は、言ったら引退に差し掛かっている。もう28歳、あと何年できるかなんて分からないですから。疲労が溜まりやすくなったり、怪我の治るスピードが遅くなったりしてくるので、体のケア、食事、休養の取り方を含めて、いろいろ考えないといけない時期が近づいてくると思います」
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冷静にサッカー選手としてのキャリアを見据える小林だが、そんな彼がもし引退を考えるとしたらいつなのか。
「目の前の相手に勝ちたい、上手くなりたい、もっと成長したい。そういう欲がなくなったら、辞める時なのかな、と。ただ、今の俺はとにかくハングリーで、『こんなプレーがしたい』『あのチームに行きたい』という気持ちにあふれている。それが続く限り、戦い続けます」
小林はどこまでもハートは熱く、頭はクールに、目の前のサッカー人生に全身全霊を注いでいる。
[PROFILE]
小林祐希(こばやし・ゆうき)
1992年4月24日生まれ。東京都出身。182センチ・72キロ。東京Vジュニアユース―東京Vユース―東京V―磐田―ヘーレンフェーン(オランダ)―ベベレン(ベルギー)―アル・ホール(カタール)。J1通算36試合・5得点、J2通算138試合・14得点。日本代表通算8試合1得点。観る者を惹きつけるテクニックと発想力を兼備するレフティー。常に成長を追い求める姿は、確固たる信念とハートの熱さを感じさせる。
※取材はビデオ会議アプリ「Zoom」を使用して実施。
(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)