久保建英がリーガ6戦ぶり先発、技ありパスも披露 1-1ドローのビジャレアル、公式戦15戦無敗
ベティス相手に今季リーガ2度目の先発、右サイドハーフで後半13分までプレー
ビジャレアルの日本代表MF久保建英は現地時間13日、リーガ・エスパニョーラ第13節のベティス戦に今季リーグ戦で6試合ぶり2度目の先発出場を果たし、後半13分までプレーした。得点にこそ絡めなかったものの、得意の右サイドハーフでプレーして随所で持ち味を発揮。試合は1-1の引き分けに終わっている。
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スペイン2年目の久保は、今季保有元のレアル・マドリードからビジャレアルに期限付き移籍。リーガ・エスパニョーラではここまで全12試合に出場しているものの、先発したのは第7節カディス戦(0-0)の1試合のみで、リーグ戦のプレー時間も233分間にとどまっている。一方、UEFAヨーロッパリーグ(EL)ではグループステージ5試合すべてに先発。ここまで1得点3アシストの成績を残している。
ビジャレアルのウナイ・エメリ監督はこの日、久保を右サイドハーフに置くと、左にはMFマヌ・トリゲロス、前線にエースのFWジェラール・モレノとFWフェル・ニーニョを置いた。すると立ち上がりの前半5分、ビジャレアルが幸先良く先制する。左CKからDFパウ・トーレスが豪快なヘディングシュートを叩き込んだ。
久保は得意の右サイドで随所に高い技術を示して攻撃に変化を加えると、同21分にはG・モレノが右足のクロスを送りニーニョが飛び込むもわずかに合わず。その5分後には左サイドのエストゥピニャンからグラウンダークロス、飛び込んだ久保が決定機を迎えたがシュートを打てなかった。直後のCKでは久保がキッカーを務め、ニアに鋭いクロスを送ったがニーニョのヘディングはわずかに枠を外れた。
試合は前半途中から、徐々にホームのベティスがリズムを掴み始め、ビジャレアルがピンチを招くシーンが散見される。その流れは後半になってからも変わらず、同6分にはベティスFWアイトール・ルイバルに決められ、1-1の同点とされた。
久保は同10分に、敵陣右サイドの深い位置で相手のプレッシャーを受けながら足裏を使った技ありパスを通して魅了。そして同13分、MFサムエル・チュクウェゼとの交代でピッチを後にした。
試合はその後も両者が攻め合う展開となったが、ともにゴール前での精度を欠き、このまま1-1で終了。ビジャレアルはリーガで4試合連続の引き分け、公式戦では15試合無敗(8勝7分)となった。
(FOOTBALL ZONE編集部)