「ファーストタッチは規格外」 J1神戸イニエスタの”超絶PKシーン”に海外驚愕「マジシャン」
昨年のJ1リーグで決めたイニエスタのPKに海外メディアが再脚光
元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタは、J1ヴィッセル神戸に加入して今季で3シーズン目を迎えている。名門バルセロナで磨かれた戦術眼とテクニックでファンを魅了してきたなか、海外メディアは昨年のJ1リーグで見られたPKシーンに再脚光。冷静な判断と技術に反響が寄せられている。
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バルセロナの育成組織「ラ・マシア」出身のイニエスタは、2002年にトップチームデビュー。質の高いプレーを披露し中盤に定着すると、高度なパスセンスや戦術眼を武器に稀代のゲームメーカーへと成長した。スペイン代表としても活躍し、2010年の南アフリカ・ワールドカップではオランダとのファイナルで決勝ゴールを挙げ、優勝に貢献。2018年までプレーしたバルセロナでは、9度のリーガ・エスパニョーラ制覇と4度のUEFAチャンピオンズリーグ優勝を含む、35のタイトルを獲得した。
18年7月に神戸へ電撃加入を果たすと、Jリーグでもワールドクラスの技術で攻撃を牽引。今年1月の天皇杯制覇に貢献したほか、現在カタールで集中開催されているAFCチャンピオンズリーグではラウンド16での上海上港戦で先制点を叩き込むなど、チームのベスト4初進出をお膳立てしている。
36歳の今なお錆びつかない技術に海外メディアも注目しており、米スポーツ専門局「ESPN」のサッカー番組「ESPN FC」公式インスタグラムは、昨年のJ1リーグで見られたPKシーンに再脚光を当てている。同メディアが着目したのは、2019年8月に行われたJ1第21節ガンバ大阪戦(2-2)でのもの。2点ビハインドで迎えた後半34分にPKを獲得すると、イニエスタが左へ放ったシュートはガンバ大阪GK東口順昭に一度セーブされたものの、跳ね返ってきたボールを右足でワントラップし、浮かせたボールを左足で決めた。
相手が迫り来るなかでも冷静さを保ち、華麗なテクニックでPKを仕留めたイニエスタの超絶プレーを「ESPN FC」公式インスタグラムは「アンドレス・イニエスタだけが冷静さを保っている」と綴り、動画付きで紹介すると、海外ファンからは「マジシャン」「どうやって冷静さを保つんだ?」「ファーストタッチは規格外」「史上最もクールなミッドフィールダー」「彼はまだバルセロナでプレーすることができる…私は誓う」といった声が上がっていた。
欧州トップリーグの舞台から退いたとはいえ、健在ぶりを示しているイニエスタ。今後もしばらく、その華麗なプレーに熱視線が注がれることになるだろう。