鎌田大地、“価値上昇”に地元紙注目 リーグ2位のデータに称賛「今や欠かせない選手」
枠内シュートにつながるパス数がリーグ2位と、フランクフルト攻撃陣の中心に君臨
フランクフルトの日本代表MF鎌田大地は今季、リーグ戦全試合に出場して主力の座を確固たるものとしている。ドイツ地元紙「フランクフルター・ルントシャウ」は「ダイチ・カマダの価値はどんどん上昇している」として、その成長ぶりに注目。データを用いて今季の活躍を称賛している。
鎌田は今季、11試合を終えたリーグ戦で全試合に先発出場。直近のヴォルフスブルク戦(1-2)では敗れたものの、その前のドルトムント戦(1-1)では得点を挙げるなど、チームをけん引するプレーを見せている。
今季ここまで11試合2得点5アシストの成績を残す鎌田について、「フランクフルター・ルントシャウ」は「ダイチ・カマダの価値はどんどん上昇している」と見出しを打って特集。「フランクフルトで頭角を現すまでに時間はかかったが、今や日本人はアディ・ヒュッター監督にとって欠かせない選手だ」として、データを用いて称えている。
「カマダのパフォーマンスを正確に測るためには、事実を見たほうがいいだろう。すでに昨年のリーグ戦で記録したゴール関与数とほぼ同じ数字を残しており、走行距離の合計もフランクフルトで最も長い。チーム3位の枠内シュート13本を放っただけでなく、リーグでも2位となるチームメートの枠内シュートにつながるパス18本を供給してきた」
また、記事では鎌田がUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場への意欲を明言していることに触れ、「契約は2023年まで延長されたが、もちろん移籍もあり得る。カマダは若く、才能に恵まれ、そう見えないこともあるが自分に自信を持っている」とステップアップの可能性も伝えている。フランクフルトで“市場価値”を高めつつある鎌田のキャリアパスは、フランクフルトでも注目される事柄になっているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)