フランクフルト鎌田は「ここ数カ月で大きく成長」 来夏移籍の可能性を独紙が指摘
今季のフランクフルトで躍動 「彼はよく考え抜かれたプレーを見せる」
ドイツ1部フランクフルトの日本代表MF鎌田大地について、現地メディアは来夏にも同選手がキャリアアップのために移籍を決断する可能性があると報じられるなど、早くも来季以降の去就について注目が集まっているようだ。
今季の鎌田はここまでブンデスリーガ全試合に先発出場し、前節ドルトムント戦(1-1)でのゴールを含めて2ゴール5アシストをマーク。トップ下のレギュラーとしてフランクフルトの攻撃を牽引している鎌田の活躍については、フランクフルトの地元紙「Usinger Anzeiger」も、「鎌田はここ数カ月間で大きく成長した。時々メスト・エジルのような兆候を示す時があって、勝利に対する意欲が感じられない時もあるし、守備面でのプレーには早急な改善が必要だ。しかし、一度ボールを持てば、彼はよく考え抜かれたプレーを見せる」と課題を指摘しつつ、攻撃面でチームに大きく貢献していると評価している。
また、同紙は「彼がさらに多くのポテンシャルを秘めていることは、フランクフルトの誰もが知っている。しかし、その可能性が今のチームで余すところなく発揮されることはないだろう。というのも、クラブの首脳陣も鎌田も、来年夏の移籍を計画しているからだ」と、鎌田が来夏にもフランクフルトを離れるかもしれないと予想。さらに、「フィリップ・コスティッチと並んで、鎌田は来年夏の売却候補の筆頭だ。だから、フランクフルトは今夏にオーストラリア人のアルディン・フルスティッチを鎌田の後継者として獲得した」と、フランクフルト首脳陣もすでに鎌田の移籍を見越して動いていると分析している。
「鎌田がどこに行くのかは、まだ完全に未定だ。どこの国のどこのクラブなのかも分からない。しかし、彼の移籍先がチャンピオンズリーグに出場するクラブになるということだけは確実だろう」
鎌田を巡っては、今年夏にも移籍話が持ち上がっていたが、この時はフランクフルトとの契約延長に合意し、チーム残留を選択したという経緯がある。しかし、現在のような活躍が続けば、今後さらに去就に関する様々な報道が出てくるのは間違いないだろう。
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(FOOTBALL ZONE編集部)