「史上最高はどっち?」 ブラジル人元Jリーガー2人を海外比較「日本で大成功を収めた」
元G大阪FWアラウージョ、元鹿島FWマルキーニョスをブラジルメディアが比較
これまで数多くのブラジル人選手がJリーグに参戦し、頼れる助っ人として活躍してきた。そうしたなか、海外メディアは「2005年のアラウージョ? 2008年のマルキーニョス? 史上最高なのはどっち?」と見出しを打ち、2005年にガンバ大阪に在籍していたFWアラウージョと2008年に鹿島アントラーズに在籍していたFWマルキーニョスを比較している。
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アラウージョは2004年に清水エスパルスに加入し、05年にG大阪へ移籍。リーグ戦33得点を記録する大爆発を見せ、2位のFWワシントン(元浦和レッズ)に11ゴール差をつけてJリーグ得点王に輝いた。チームを悲願のJ1初優勝へと導き、自身もMVPを受賞している。
マルキーニョスは2001年に東京ヴェルディでJリーグに初挑戦し、横浜F・マリノス、ジェフユナイテッド市原(当時)、清水エスパルスを経て、07年に鹿島へと移籍。加入1年目で14ゴールを決めてリーグ優勝に貢献すると、08年には21ゴールを記録して得点王とMVPに輝き、リーグ連覇の立役者となった。
両選手ともJリーグ史に残るストライカーとしてその名を刻んだが、ブラジルメディア「Futebol na Veia」は「2005年のアラウージョ? 2008年のマルキーニョス? 史上最高なのはどっち?」と見出しを打ち、どちらが最高のストライカーなのかを比較している。
アラウージョに対して「G大阪では1試合に1ゴールを決める33試合で驚愕の33ゴール目を記録した」と振り返り、マルキーニョスに対しては「1試合あたり平均0.74ゴールをマークし、リーグの連覇に貢献。さらに、同年に天皇杯も制し、日本サッカー界で大成功を収めた。4度もJリーグ優勝を経験した」と説明している。
そして、「どちらが最高の年を過ごしたのか?」というテーマに関しては、「日本サッカーのキャリアにおいて、マルキーニョスはアラウージョを凌駕していた。しかし、1年間においては、アラウージョがマルキーニョスを上回った」と結論付けている。いずれにしても、どちらもチームをリーグ制覇へと導いたJリーグ屈指の助っ人ストライカーだったことは確かだろう。