カタール、代表強化の“奥の手”発動 W杯欧州予選に招待国参加「最高の基礎をもたらす」
ポルトガルらの入ったグループAに参戦 結果は公式記録などにはカウントされず
2022年ワールドカップ(W杯)の主催国カタールサッカー協会が、代表強化の“ウルトラC”に出た。来年3月に開幕するW杯欧州予選のグループAに招待国として参加することが決まったと、カタールサッカー協会が発表した。
開催国としてアジア予選参加が免除されているカタール代表は、自国大会の欧州予選グループAに特別参加することが決定。2016年(EURO)欧州選手権覇者ポルトガル、セルビア、アイルランド、ルクセンブルク、アゼルバイジャンと同組で、欧州のスタジアムをホーム扱いとして戦うことになるという。
カタール戦の結果は欧州予選の公式記録などにカウントされないが、ヨーロッパの列強と定期的に戦う絶好のチャンスとなる。
カタールサッカー協会のハマド・ビン・ハリーファ・ビン・アフマド・アール=サーニー会長は「誇りとともに我が国が主催する次のW杯に向けて、UEFAの予選に参加できることを我々は嬉しく思う。高いクオリティーを持つグループAで試合ができることは、我々の代表国に最高の基礎をもたらす。2022年に向けた旅路を進めることになる」と声明を発表。そして、「我々のチームは2019年アジア杯で優勝するなど、近年躍進を遂げている。2022年に中東とアラブ諸国で初めてとなるW杯で、進化と才能を示す舞台として決意を固めている」と意気込みを語っている。
カタールは欧州予選のみならず、コパ・アメリカ(南米選手権)、CONCACAFゴールドカップにも参戦予定。前代未聞の各大陸選手権への参戦で、チーム力アップを目指すことになる。
(FOOTBALL ZONE編集部)
page 1/1