偉大なる革命児に手向けをー バルセロナとアヤックスのクライフ氏追悼儀式が世界で感動を呼ぶ
「グラシアス・ヨハン」の人文字が浮かび上がる
『フライング・ダッチマン(空飛ぶオランダ人)』への感謝は、クライフ氏が若き日にチャンピオンズカップ3連覇を成し遂げたアヤックスでも行われた。3日に行われたエール・ディビジ第29節FCズウォレ戦を前に、本拠地アムステルダム・アレナで追悼セレモニーを実施した。
スタンドにはチームカラーの白地に赤文字で「JOHAN CRUIFF」の文字が浮かび上がり、ピッチ内にはアヤックスとオランダ代表を模したユニホームの『14番』、バルセロナで主に着用した『9番』が並べられ、最大限の敬意を称した。試合も新鋭ポーランド人FWアルカディウズ・ミリクの2得点で勝利し、首位の座をキープした。
バルセロナは永遠のライバルに1-2で逆転負けを喫したものの、『ナンバー14』の名声を確固たるものにしたアヤックスがクライフ氏に手向けの勝利を送った。バルサとアヤックスのスタジアム、サポーター、 OB、選手も一体となった追悼イベントは世界中で感動と反響を呼んだ。
天国のフットボールの革命児も笑顔で見守ったに違いない。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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