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ボビー・チャールトン氏がファン・ハール監督支持を表明 「彼は私とファンの多くに朗報をもたらしてくれた」
非難集中のマンU指揮官に関し、異例の声明
今季いまだに公式戦の勝ち星がなく、また、大型補強でチームを刷新したマンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督の手腕にサポーター、メディアが不満の声を上げる中、名門のディレクターを務める伝説のOB、ボビー・チャールトン氏がオランダ人指揮官を支持する異例の声明を出した。マンチェスター・ユナイテッドの公式ホームページが「サー・ボビー・チャールトンがルイス・ファン。ハールに信頼を寄せる」と報じている。
「ユナイテッドが今季ヨーロッパの大会に参加していないことに違和感を覚える。それはクレイジーなことだが、我々にとっては現状をより緩和してくれるかもしれない」
チャールトン氏は、昨季リーグ7位に終わった名門が欧州のカップ戦に出場できず、国内の公式戦に集中できる状況は現在のチームにとっては有益だと力説している。
「新加入選手が何人か先発している。我々はまだいいプレーを見せることができていないが、機能するようになる。かつての自分たちの立場に復権するために偉大な冒険になると思う。彼(ファン・ハール)は私とファンの多くに朗報をもたらしてくれた。これ以上の苦闘はない。もう、苦しまないと思う。マンチェスター・ユナイテッドに関する、全ての出来事はものすごく奇妙な環境で起きたが、それは長くは続かない」
今夏、総額1億5000万ポンドの移籍金を投じ、コロンビア代表FWラダメル・ファルカオ、アルゼンチン代表MFアンヘル・ディマリアらを獲得したファン・ハール監督だが、チャールトン氏が語るようにまだピッチ内ではサポーターに喜びを届けることはできていない。
オランダ人指揮官は14日のリーグQPR戦で、移籍市場で補強した戦力を起用できる状況になった。もし次節で勝利を手にすることができなければ、「サー」の称号を持つ偉人のサポートの声も響かない、危機的状況となるかもしれない。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web