ユベントスに完敗バルサ…デル・ピエロが辛辣評価 「寝ぼけていた」「初戦を無駄にした」

肩を落としてしまうバルセロナFWリオネル・メッシとMFピャニッチ【写真:Getty Images】
肩を落としてしまうバルセロナFWリオネル・メッシとMFピャニッチ【写真:Getty Images】

CLグループステージ最終節でバルサはユベントスに0-3で敗戦

 イタリア王者ユベントスは、現地時間8日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ最終節で、バルセロナに敵地で3-0と完勝した。ユベントスのOBで元イタリア代表アレッサンドロ・デル・ピエロ氏は、コメンテーターを務める衛星放送局「スカイ・スポーツ」で、バルセロナを「寝ぼけていた」と評した。

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 試合前の時点でバルセロナが勝ち点で3ポイント上回り、グループ全体の得失点差でも7点リード。そしてユベントスとのゲームは2-0で初戦を勝利していた。そのため、バルセロナから見たこの最終戦は敗れたとしても2点差以内であれば首位を守れる状況だった。

 しかし、ユベントスは前半にポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの突破からPKを得て、自ら決めて先制。さらに、アメリカ代表MFウェストン・マッケニーのゴールでリードを広げた。後半にも相手のハンドで再び得たPKをロナウドが決めた。これで、逆転条件を満たす3点差がついてユベントスが首位通過になった。

 この試合についてデル・ピエロ氏は「ユベントスはとても積極的に試合を立ちあがって運んでいった。まあ、バルセロナはちょっと寝ぼけていたと思うけれども。それでも決定力も含め素晴らしかった。このタイプの試合をした時のユベントスは強力だし、得点力がある。バルセロナは(直接対決の)初戦を無駄にしてしまった」と評した。

 バルセロナにとっては、ほぼ確実だったはずの首位通過を逃す大敗になった。ファンタジスタの観点から「寝ぼけた」と見えたゲームの代償は、決勝トーナメント1回戦の組みあわせ抽選会で支払うことになるかもしれない。

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