輝きを取り戻した久保建英、スペイン人識者が高評価 「エメリのように有能な監督は…」
10日のELカラバフ戦のスタメンが濃厚か
エスキーナス氏は、久保が1月に他クラブへ移籍するのではなく、このままエメリ監督の下で日々トレーニングを積む道を選ぶことが今後の成長にとって大切なのではないか、と考えているようだ。
久保は今季のリーガ全12試合に出場するも、先発出場は1試合のみ、プレー時間はわずか233分間で0得点0アシストと出番を得るのに苦しんでいる。一方、ELではここまで全5試合に先発して375分間プレーし、1得点3アシストと素晴らしい結果を残している。
リーグ開幕から12試合を戦い5勝6分1敗で勝ち点21を獲得し、暫定ながら3位につけるビジャレアルはこの後、10日に消化試合となるELグループステージ最終節カラバフ戦をホームで、その3日後の13日にリーガ第13節でベティスとアウェーで対戦する。これまでの流れを見ていると、久保はカラバフ戦に先発出場する可能性が非常に高いため、エルチェ戦のようなパフォーマンスを再び発揮してくれることを期待したい。
(高橋智行 / Tomoyuki Takahashi)
高橋智行
たかはし・ともゆき/茨城県出身。大学卒業後、映像関連の仕事を経て2006年にスペインへ渡り、サッカーに関する記事執筆や翻訳、スポーツ紙通信員など、スペインリーグを中心としたメディアの仕事に携わっている。