広州恒大の名将スコラーリ、ACL浦和戦は「負ければバイバイの試合」 去就問題にも発展か

磐田を率いた際の思い出話も披露

 この日の会見は、ブラジル人のスコラーリ監督がポルトガル語を話し、それを中国語、英語、日本語に翻訳する形になった。概要を聞いた「フェリポン」の愛称で知られる指揮官は、「それは大変だ」とばかりに苦笑。「ジャパニーズ? アイ・スピーク コンバンハ!」と話して会場を和ませた。1997年にジュビロ磐田を率いたスコラーリ監督だが、日本語の記憶は多くないのかもしれない。

 しかし、この4月上旬になった来日の時期について、「日本に来られてうれしい。特に、今は桜が素晴らしい時期だ。日本にいた時に仲の良かったスタッフなど、みんなに感謝したい」と笑顔。自ら日本の話をして、明日の試合に関する質問をかき消すように会見を打ち切ったブラジル人指揮官は、大一番を前に試合会場の埼玉スタジアム周辺にある並木道へ、夜桜を見物に行ったのかもしれない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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