「甘さが出てしまった」 横浜FM仲川輝人、ACL16強敗退に悔恨「自分たちの力のなさ」
先制点をアシストもチーム全体が得点チャンスを生かせずに逆転負け
横浜F・マリノスは、現地時間7日に行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦で、水原三星(韓国)に2-3と逆転負けを喫した。FW仲川輝人は「前半に2点、3点と決めていれば勝負はついた」と、決定機を逸した展開を悔やんだ。
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今季のACLは新型コロナウイルスの影響で3月に中断。先月にカタールでの集中開催として再開され、横浜FMはグループステージで1試合を残して決勝トーナメント進出を決めた。そのため、最終節ではスタメン11人を入れ替えたメンバーで臨み、この決勝トーナメント1回戦では再び11人全員の入れ替えと、中東の暑さの中で行われる大会という点も考慮したマネージメントで臨んだ。
横浜FMは前半に決定機を量産。前半3分にはFW高野僚が左サイドから入れたクロスがファーサイドに流れて仲川が合わせた。ゴールに押し込むだけのシーンだったが、枠外に外してしまう。それでも同20分、MF喜田拓也が仲川へスルーパスを通すと、ペナルティーエリア内の右サイドから中央へラストパス。これをFWエリキが押し込んで先制に成功した。
問題はこの後だった。同33分に先制点と同じようなゴール前へのクロスで、無人のゴールを前にしたFWマルコス・ジュニオールは、シュートを枠内に抑え込めなかった。同40分にはエリキがカウンターからドリブルで運び、相手GKを前にラストパスもシュートも打てる状態から選択したシュートは枠外に飛んだ。
この展開を仲川は、試合後に「自分たちの力のなさだと思うし、前半に2点、3点と決めていれば勝負はついた。そうしたところの甘さが出てしまった」と悔やんだ。
前半にパワーをかけただけに、横浜FMは後半に全体が間延びした。ボールロストから中盤にできたスペースで楽にボールをつながれて侵入され、ミドルシュートで同点ゴールを許すと、同じようにボールロストからワンツーで抜け出されて失点。リードしているチームが見せるべき厳しさを見せることができず、仲川は「一発勝負のノックアウトステージは一つのミスで失点になる」と悔しがった。