神戸DF西大伍が語るACL準々決勝に“必要なもの” 「90分が終わった時に勝っていればいい」

ACLベスト8にゴールで貢献をしたDF西大伍【写真:Getty Images】
ACLベスト8にゴールで貢献をしたDF西大伍【写真:Getty Images】

決勝トーナメント1回戦上海上港戦では追加点を挙げて勝利に貢献

 ヴィッセル神戸は7日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦で上海上港(中国)を2-0で撃破。チームの2点目を決めたDF西大伍は、準々決勝に向けて必要なものを「90分が終わった時に勝っていればいいという意識」と語った。

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 神戸は近年、大型補強を推進し、世界的なビッグネームも獲得。そのなかで昨シーズンに天皇杯を制してクラブの初タイトルを獲得したことで、アジアの舞台へ初出場を果たしている。初出場ながら16強に進出すると、決勝トーナメントで5年連続の日本勢との対戦になった上海と対峙した。

 クラブ自体は国際大会への初出場となったが、主将の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタはもとより、ベルギー代表DFトーマス・フェルマーレン、元日本代表DF酒井高徳と国際経験豊かなメンバーを擁する。FWドウグラスもまた、UAEのアルアインでプレーしていた時期にACLを経験している。

 そうした選手たちが落ち着きを与えるチームはバタつくことなく試合を進め、前半のうちにイニエスタが先制ゴール。そして、後半には鹿島アントラーズ時代の2018年にACL優勝を経験している西が追加点を奪った。試合終盤に近づいて相手がパワープレーに出てくる時間帯もあったが、コーナー付近でのボールキープなども見せて逃げ切った。

 試合後の西は「まだまだな部分が多いので、この大会でも成長したい」と話す。そして、優勝経験を持つベテランは準々決勝以降の戦いに向け、「勝つだけですね。90分が終わった時に勝っていればいいという意識をみんなで持つこと」と必要な要素を指摘した。

 8日には組み合わせ抽選会で対戦相手が決まり、試合自体は中2日で10日にやってくる。強行日程のなかで最終的な結果にフォーカスするためにも、経験豊富なメンバーがゲームをどれだけコントロールできるかが鍵を握りそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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