冨安は「ルカクと相撲のような戦いをした」 3失点のインテル戦、伊紙が厳しい評価
2失点目のシーンでの責任に言及する寸評も…「魔法に幻惑された」
ボローニャの日本代表DF冨安健洋は現地時間5日、インテル戦に先発出場したものの、チームは1-3で敗れた。インテルの先制点の場面ではベルギー代表FWロメル・ルカクにフィジカルで圧倒されることとなり、イタリア各紙の採点でもそのシーンに言及されている。
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試合は前半16分、インテルが左サイドからクロスを入れると、ルカクがペナルティーエリア内で競り合った冨安を引き倒すような形で振り切り、最後は左足でゴールに蹴り込んだ。その後、前半終了間際と後半にインテルMFアクラフ・ハキミが加点。ボローニャは後半に1点を返したものの、1-3の完敗となっている。
イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」の採点で冨安には「5点」が与えられ、「ルカクと相撲のような戦いをした。先制点のシーンで、ベルギー人は彼をはね退けた。運もなく、動揺した多くの瞬間の一つだった」と評された。さらに「コリエレ・デロ・スポルト」も同様に「5点」をつけ、「ルカクに押し倒され、息切れしていた」という寸評となっている。
大手2紙ではルカクとのマッチアップにフォーカスされていたのに対して、イタリア紙「トゥット・スポルト」ではチーム単独最低点となる「4.5」がつけられたうえで、「初めの失点では、ルカクに弾き飛ばされた。追加点はブロゾビッチの魔法に幻惑された」と2失点目にも言及。ピッチ中央付近からの長めのスルーパスへの抜け出しを許したシーンについても、冨安に責任があると指摘している。
今季から主戦場をセンターバックに移し、不動のレギュラーとして地位を固めている冨安。継続的に高評価を受けてきたなかで、インテル戦は試練の一戦となったようだ。