長友一発レッドでインテル指揮官が“誤審”に激怒 「あまりに不条理で愚の骨頂だ!」

決勝PKに繋がる判定にマンチーニ監督が敗戦後に抗議

 静かで確実な怒りに心を支配されているようだ。インテルのロベルト・マンチーニ監督は3日のトリノ戦を1-2と敗戦後、イタリアメディア各社からの取材に応じているが、審判団の判定について怒りを語っている。そして、日本代表DF長友佑都が受けた退場処分の判定についても「あまりにも不条理で愚の骨頂だ」と抗議の声を上げている。

 このゲームで、インテルは2人の退場者を出した。1-1の同点に追いつかれた直後の後半12分にDFミランダがこの日2枚目のイエローカードで退場処分となった。そして、同27分にはトリノFWマキシ・ロペスのポストプレーからFWアンドレ・ベロッティが抜け出そうとしたところで、長友が遅れて進路に入ってしまいベロッティへのファウルでPKの判定となった。さらに長友には決定的得点機会の阻止でレッドカードが提示され、退場処分となってしまった。

 9人で試合を終えたマンチーニ監督は「なぜこんなことがインテルにばかり起きるのか」と、憤慨した面持ちで話している。

「ミランダへの1枚目の警告は全く適切ではない。そして、ユウトへのレッドカードはあまりにも不条理で愚の骨頂だ。明らかにあれはファウルではない。主審ではなく、恐らく追加副審の助言によるものだろう。ベロッティのプレーは明確なシミュレーションだ。ユウトが抗議をしなかったって? 彼は人間的に優れているからね。多少、優れすぎているようにも思えるが」

 

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