「素敵な光景に感動」 清水が“王者”川崎に敬意…花道で出迎えた姿が話題「まじで胸熱」

清水エスパルスの選手たちが川崎フロンターレの選手たちを花道で迎え入れた瞬間に注目【写真:高橋 学 & 小林 靖】
清水エスパルスの選手たちが川崎フロンターレの選手たちを花道で迎え入れた瞬間に注目【写真:高橋 学 & 小林 靖】

清水が選手入場時に粋な計らい、花道を作り優勝した川崎を拍手で迎え入れる

 史上最速で今季のJ1リーグ優勝を果たした川崎フロンターレは5日、第31節で敵地IAIスタジアム日本平に乗り込み清水エスパルスと対戦した。試合は両チームが華麗にゴールを奪い合い2-2の引き分けとなったが、キックオフ前に清水が“王者”川崎を称えた光景が「これぞスポーツマンシップ」「この光景まじで胸熱」と話題を呼んでいる。

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 圧倒的な攻撃サッカーで今季首位を快走した川崎は、11月25日のリーグ第29節ガンバ大阪戦(5-0)で2年ぶり3回目の優勝を達成。4試合を残しての優勝決定は、18チームによる全34試合制となった2005年以降では史上最速となった。

 王者となって初めて迎えたこの日の試合では、前半11分に清水FWカルリーニョス・ジュニオに先制ゴールを許すも、同21分に川崎らしい美しいパスワークから同点ゴールをゲット。同40分にMFヘナト・アウグストに決められ再び清水にリードを許す苦しい展開になったが、試合終了間際の後半44分にDF山根視来が執念の同点ゴールを奪って2-2で引き分けた。

 両チームが得点を奪い合う見応えのあるゲームになった一方、試合後に話題を呼んでいるのがキックオフ前の選手入場のシーンだ。川崎の優勝後、初めてのアウェーゲームとなったなか、ホームの清水のスターティングメンバー11人が先にピッチ内に入ってセンターラインの両脇に並び、“花道”を作って拍手で迎え入れたのだ。8730人の観衆が詰めかけたスタジアムも大きな拍手に包まれる、美しい光景となった。

 これは「ガード・オブ・オナー」と呼ばれるもので、イングランド・プレミアリーグなどの欧州リーグでは優勝チームの栄誉を称え、優勝が決まった次の対戦相手が花道を作って迎え入れるのが恒例となっている。Jリーグでは最終節まで優勝争いがもつれ込むケースが多く、これまで行われた記憶はないが、今回は平岡宏章監督らの発案で実施されたという。

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