クラシコ初采配で初勝利のジダン監督 「結果を残した選手を誇りに思う」

守備面での奮闘に対して称賛を送る

 指揮官として初めて迎えた「エル・クラシコ」で、レアル・マドリードのジデネィーヌ・ジダン監督が結果を残した。バルセロナを相手に2-1の逆転勝利をものにし、試合後の会見では「守備で頑張った選手を称賛したい」と、勝因が粘り強い守備にあったと、スペイン紙「マルカ」が報じている。

 レアルは後半11分にCKからDFジェラール・ピケに頭で合わされ、バルセロナに先制点を許す展開となったものの、そこから猛反撃を見せた。国際Aマッチウィークの影響からか動きの鈍くなった宿敵の疲弊を見逃さず、同17分にFWカリム・ベンゼマが鮮やかなボレーシュートを突き刺すと、その後はカウンターで決定機を作り続ける。そんな中で同40分、MFギャレス・ベイルのクロスを受けたFWクリスティアーノ・ロナウドが、胸トラップから落ち着いて決勝点をゲットし、9万5000人以上が詰めかけた敵地カンプ・ノウを静まりかえらせた。

 そして勝利を告げるホイッスルが鳴った瞬間、ジダン監督は満面の笑みを浮かべたが、会見でも「我々は序盤こそ、少し苦労しました。しかしそんな状況から結果を残した選手たちを誇りに思いたい」と切り出し、勝因についてこのように語っている。

「称賛を送りたいのは、守備面で頑張ったところだ。非常に難しい試合だったが、私はチームが団結しているのを感じたし、選手それぞれがチームメイトのために戦っていた。これは監督冥利に尽きることだ」

 

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