エイバル武藤嘉紀は「スペインで歴史を作った」 “日本人初”の欧州3か国でゴール達成…指揮官絶賛
エイバルFW武藤がベティス戦で移籍後初ゴール 日本人初のドイツ、イングランド、スペインで得点
エイバルは現地時間11月30日、リーガ・エスパニョーラ第11節でベティスと対戦し、2-0で勝利を収めた。先発したFW武藤嘉紀は先制点を決め、移籍後初ゴールを記録。スペイン紙「AS」は「武藤がスペインで歴史を作った」と見出しを打って、活躍に注目している。
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今夏にニューカッスルからエイバルに期限付き移籍した武藤は、1トップで2試合連続となる先発出場を飾った。MF乾貴士とともにピッチに立った一戦では、0-0で迎えた後半4分、右CKからのMFブライアン・ヒルのクロスをDFエステバン・ブルゴスが頭で逸らすと、走り込んだ武藤がゴール右隅へと流し込んだ。
出場8試合目にして待望の移籍後初ゴールとなったが、スペイン紙「AS」は「武藤がスペインで歴史を作った」と見出しを打ち、「欧州三大リーグのドイツ、イングランド、スペインで得点した最初の日本人選手」と説明している。
2015年に移籍したマインツでは3シーズン在籍してリーグ20得点、ニューカッスルでは2018-19年シーズンに1ゴールと、欧州五大リーグのうち3つで得点。同紙は、スペイン1部の歴史において日本人選手が31点挙げているとし、その内訳を公表。乾貴士(15点)、大久保嘉人(5点)、家長昭博(2点)、城彰二、清武弘嗣、柴崎岳、武藤嘉紀(各1点)となった。昨季までサラゴサに所属していたMF香川真司も達成していたものの、スペイン2部だった。
エイバルを率いるホセ・ルイス・メンディリバル監督も称賛。「ゴールの他にセンセーショナルな仕事をし、最終的に力尽きた。それこそが我々が彼に頼んでいること。最終的に8~10点取ることになるだろうが、その仕事は我々のカテゴリー維持の助けになるだろう」と期待を寄せた。武藤にとってこの1ゴールは大きな意味をもたらすものとなったようだ。