FC東京、ACL“16強の壁”突破なるか 北京国安と激突…MF東慶悟「1試合でも多くやりたい」
パース・グローリーに1-0で勝利し2位通過 過去に出場した2大会ではベスト16敗退
FC東京は3日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ最終節パース・グローリー(オーストラリア)戦に1-0で勝利し、グループFの2位を確定して決勝トーナメント進出を決めた。MF東慶悟は、「このカタールで1試合でも多くやりたい」と先を見据えている。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
今大会は新型コロナウイルスの影響で3月に中断。日本勢は2月に2試合を消化していたが、グループステージの残り4試合からカタールでの集中開催になり、11月下旬から東地区のチームが集結して戦いがスタートしていた。
そして5試合を終えた時点でFC東京は上海申花(中国)と勝ち点7で並び、直接対決の成績も差がなかった。そのため、得失点差で1点リードするFC東京のパース・グローリー戦と、上海申花と1位通過を決めていた蔚山現代(韓国)の試合結果で2位通過が決まる状況にあった。
緊張感の高まるゲームの前半8分、FC東京は左サイドへのロングフィードからタイミング良く抜け出したFWアダイウトンが、ファーストタッチで一気にゴール方向に切り込むと、スピードで抜け出したアダイウトンは2回目のタッチでGKとの1対1を冷静に制して、1-0と先制に成功した。東はこのゴールを「しっかり抜け出してくれて、良いパスを出せて決めてくれた」と振り返った。
その後はゲームをコントロールしながらも追加点を奪えず。それについては東も「まだまだチャンスはあったので、決めないといけない場面は今後に出てくると思う」と課題を認識している。一方で主将のDF森重真人の出場停止などで大幅にメンバーを代えた試合だっただけに、「ここにきて、出られていなかった選手もスタート。全員でということで、相手の状況もあったけれども自分たちがしっかり勝ったのは大きい」と、チーム全体としての収穫も語った。
結果的には上海申花が1-4で敗れたことで、勝ち点を「10」に伸ばしたFC東京が2位通過。決勝トーナメント1回戦では北京国安(中国)との対戦が決まったが、東は「このカタールで1試合でも多くやりたいし、サポーターはテレビで応援してくれていると思うので、1試合でも多く見せたい」と、過去に2012年と16年に跳ね返された“ベスト16の壁”を突破することを誓った。
(FOOTBALL ZONE編集部)