“無敗”バルサを止めたC・ロナウドの決勝弾! レアルが会心の逆転劇で「クラシコ」を制す

後半に入り動き出したゲーム

 その後はMFアンドレス・イニエスタを中心とした華麗なパスワークやドリブル突破で、バルセロナが局面ごとにクオリティーの高いプレーを見せた。しかし、ジネディーヌ・ジダン監督が構築したレアルの堅い守備ブロックの前に苦戦。また球際の競り合いで主審がファウルを取る場面が目立ち、前半を0-0のスコアレスで折り返した。

 後半に入ると、鳴りを潜めていたメッシが徐々に本領を発揮する。同10分スアレスとのパス交換から技巧的なループシュートを放ち、ゴール右隅を襲うも、GKケイラー・ナバスが間一髪はじき出した。その流れの中からつかんだ右CKをメッシが蹴ると、スアレスとの連携でフリーとなったDFジェラール・ピケが頭で合わせて、バルセロナが1-0と先制に成功した。

 だが6分後、レアルが逆襲に成功する。DFマルセロがドリブルで中央に入り込んでパスを送り、右サイドに流れたMFトニ・クロースが折り返すと、相手DFに当たってフワリと浮かんだボールを、ベンゼマが難しい体勢からのオーバーヘッド気味のボレーで叩き込んで1-1のタイスコアに戻した。

 その後は国際Aマッチデーを挟んだ影響からか、バルセロナの運動量とパス精度が明らかに落ちた。レアルはそこを見逃さず、同35分には左サイドからのクロスをベイルがヘディングで合わせてゴールネットを揺らした。ベイルの位置はオンサイドで、ヘディングの競り合いも正当なものに映ったが、ノーゴールの判定が下った。

 

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