「チャンスを有効利用していない」 久保建英、エメリ監督の要求に対する現状を現地紙指摘
イボーラとともに公式戦全試合に出場するも、定位置を確保するまでには至らず
日本代表MF久保建英はスペイン挑戦2年目の今季、保有権を持つレアル・マドリードから、1年間の期限付き移籍でビジャレアルに加入した。UEFAヨーロッパリーグ(EL)序盤戦で結果を残すも思うように出場時間が伸びていないが、スペインメディアはウナイ・エメリ監督が久保とナイジェリア代表MFサムエル・チュクウェゼに「多くのものを要求」していると報じている。
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昨季マジョルカに“武者修行”に出た久保は、リーガ・エスパニョーラ35試合に出場し4得点4アシストを記録。確かな活躍を見せ、スペイン2年目は昨季リーガ5位の強豪ビジャレアルへレンタルとなった。
リーグ序盤戦はベンチスタートが続くも、UEFAヨーロッパリーグ(EL)初戦の活躍をきっかけに、同大会では4試合(先発4試合)1得点3アシストをマーク。出番が増えるかと思われたが、11月のリーグ戦4試合はすべて途中出場だった。
スペイン紙「マルカ」は、「エメリ、チュクウェゼとクボにより多くのものを要求」と見出しを打ち、「ラ・リーガで将来が期待される2選手は今季そのチャンスを有効利用していない」と現状をレポートしている。
「ウナイ・エメリはビジャレアルに到着した時、参加するそれぞれの大会でチームがさらに一歩を踏み出すのが目標と明確なものを持っていた。そのためには一人ひとりが初日から高い要求のなかでの活躍が必要。大多数の選手たちがそれに応えて満足しているものの、バスク州出身の監督は若いながらも他との違いを見せる2選手、チュクウェゼとクボがこれまでの活躍を上回ることが不可欠だと知っている」
記事によれば、エメリ監督は「すべての選手がそれぞれ最高のパフォーマンスを示さなければ、トップクラスのリズムに耐えられるのは難しい」と選手に伝えているとのことで、その観点からチュクウェゼと久保に大きな期待をかけているという。記事では、スペイン人指揮官が2人について語ったコメントも紹介している。