元日本代表DFが始めたサラリーマン生活 電車通勤1時間超…工場で触れる“モノづくり”の奥深さ
「いずれはサッカー界になんらかの形で恩返ししたい」
各分野の専門家揃いとあり、環境は整っている。蓮見工場長は「たくさん勉強して、次のステージに役立ててもらえたらと思う。サッカーを極めたように、今度は新たなフィールドで一流になってほしい」とエールを送り、こんな表現を使って永田の粉骨砕身ぶりを明かした。
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「今日は取材があるのできれいにしていますが、いつもは作業着を真っ黒にして働いています」
父・公雄さんの製造業コンサルティング会社を大きくすることが将来の目標だが、「いずれはサッカー界になんらかの形で恩返ししたい」と、嬉しそうにもう一つの夢を語る愛称“フランツ”の顔が緩んだ。(文中敬称略)
河野 正
1960年生まれ、埼玉県出身。埼玉新聞運動部で日本リーグの三菱時代から浦和レッズを担当。2007年にフリーランスとなり、主に埼玉県内のサッカーを中心に取材。主な著書に『浦和レッズ赤き激闘の記憶』(河出書房新社)『山田暢久火の玉ボーイ』(ベースボール・マガジン社)『浦和レッズ不滅の名語録』(朝日新聞出版)などがある。