「良いポジションにいる」 リバプールOB、南野の本領発揮を確信「彼だけの問題でない」
ヘスキー氏、南野のパフォーマンスに言及 飛躍の鍵となる人物にチアゴを指名
リバプールの補強策は近年高く評価されており、今夏の移籍市場で獲得したポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタが公式戦14試合で9得点を挙げるなど、早くも活躍を見せている。一方で、今年1月に加入した日本代表MF南野拓実はまだインパクトを残せていないが、クラブのOBであり、元イングランド代表FWエミル・ヘスキー氏は、南野が近く、その潜在能力を発揮すると考えているようだ。リバプール専門メディア「Rousing The Kop」が伝えている。
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プレシーズンマッチで活躍を見せ、大きな期待を集めていた南野は、コミュニティ・シールドで加入後初ゴールを記録し、ここまで公式戦12試合で3得点という数字を残している。まだプレミアリーグとUEFAチャンピオンズリーグ(CL)で無得点の南野は、「トップチームで、居場所をつかむのに苦労している」と評されている。だが、ヘスキー氏は南野の本領発揮を確信しているようだ。南野が活躍をするカギとなるのが、負傷離脱中のスペイン代表MFチアゴ・アルカンタラの復帰だという。
「一定の状況になると、彼はかなり深い位置まで下がってきてしまう。私たちは彼のことを10番か、9番だと思っていたが、引いてきてしまうんだ。ボールを受けるために下がってくることで、試合の流れを切ってしまっている。でも、それは彼だけの問題ではないんだ。なぜなら、彼は良いポジションにいるのに、そこにボールが出てきていないからだ」
南野がインパクトを残せていない理由について、こう分析したヘスキー氏。さらに「(南野を助けられるのは)特にチアゴだ。彼はサイドや後方でプレーすることが稀だ。鋭いパスを通そうとしてくれる。ライン間でプレーする選手がいれば、彼は間違いなく見つけてくれる。どんなに彼自身が相手に囲まれていてもね」と、打開策を語った。
今季、加入したチアゴは負傷が続いており、ユルゲン・クロップ監督はCLのアヤックス戦を前に復帰まで数週間を要することを明かしている。ヘスキーの言葉通りだとすれば、南野が本領発揮するのは、もう少し先になるかもしれない。
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(FOOTBALL ZONE編集部)