俊輔が“伝説の一撃”を彷彿とさせる衝撃のFK弾! J1最多記録を「22」に伸ばす

日本代表の東口から2季連続でゴールを奪う

 横浜F・マリノスの元日本代表MF中村俊輔が、今季2点目をまたも鮮烈なFKで決めた。J1ファーストステージ第5節の敵地G大阪戦の前半40分に同点ゴールを決め、自らが持つJ1での直接FKでのゴール記録を「22」に更新した。

 横浜は前半19分に昨季まで所属していたFWアデミウソンにゴールを奪われて、1点のビハインドを負った。

 中村の正確なパスを起点に反撃を狙う横浜は同40分、この日加入後初先発となったキュラソー代表MFマルティノスが倒されて、ゴール正面の右サイド寄り、約25メートルの位置で直接FKを獲得。キッカーを務めるのはもちろん中村。この日、同11分に訪れた最初のFKのチャンスでは、軸足を滑らせてボールをふかしてしまうミスを犯したが、名手は同じ過ちを繰り返すことはなかった。左足から放たれたシュートは4枚の壁の上を越え、ゴール右上隅へ。まさに突き刺さるという表現がぴったりの強烈な一撃が決まり、同点に追いついた。

 FKの位置、シュートのコース、スピード。どれをとってもセルティック時代の2006-07シーズン、UEFAチャンピオンズリーグでマンチェスター・ユナイテッドを相手に、本拠地セルティック・パークで決めた一撃を彷彿とさせる華麗なゴールだった。

 中村は日本代表GK東口順昭を相手に2シーズン連続でFKからゴールを決め、その精度の高さをあらためて証明した。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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