「日本代表の次期エースで決まり?」 鹿島22歳FWの圧巻ゴールに海外称賛「ファンの希望の糸」

鹿島FW上田にブラジルメディア熱視線【写真:小林 靖】
鹿島FW上田にブラジルメディア熱視線【写真:小林 靖】

浦和戦で2ゴールを叩き込んだFW上田にブラジルメディア熱視線「今のような進化を見せ続ければ…」

 鹿島アントラーズは11月28日、J1リーグ第30節で浦和レッズと対戦し、4-0の快勝を収めた。東京五輪世代の22歳FW上田綺世は2ゴールを決める活躍を披露したが、海外メディアは「日本代表の次期エースは上田で決まり?」と見出しを打ち、新たな日本のエースとして太鼓判を押している。

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 今季は開幕から4連敗と、クラブ創設以来最悪のスタートを切っていたが、そこから着実に立て直しを見せている鹿島。暫定で4位浮上と消化試合数が多いながらもAFCチャンピオンズリーグ(CL)出場権の可能性も残しているなか、重要な勝利となった浦和戦で際立った存在感を示したのが上田だった。

 前半11分、左サイドでボールを受けたFWエヴェラウドが切り返しから右足のクロスを入れると、走り込んだ上田が鮮やかなダイビングヘッドを叩き込んで先制点を奪う。さらに1-0で迎えた後半5分、ペナルティーエリア前でパスを受けた上田が右足を一閃。強烈な一撃は相手GK西川周作の手を弾いてネットへと突き刺さった。

 圧巻の2ゴールで鹿島を勝利に導いた上田に、ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」が注目。「日本代表の次期エースは上田で決まり?」と見出しを打ち、「ストライカーのポジションは、常に日本の問題点だった」としつつ、「上田が進化を遂げるにつれ、日本のファンの中では希望の糸が生まれている」と指摘している。

 今季リーグ戦8ゴール目となり、昨季の2倍となる得点を叩き出している上田について、「スピード、強靭さ、空中戦、ミドルシュート… 今のような進化を見せ続ければ、五輪や次のワールドカップ(W杯)に出場するセンターFWの選手の特徴と言える」と日本代表の新ストライカーとして太鼓判を押していた。現エースのFW大迫勇也は30歳。上田は今後の日本代表を背負う点取り屋になるかもしれない。

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