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本田との争いに敗れたミランの「前任10番」 今季限りで退団、中東か中国に移籍か
今冬加入も出場機会が限られていたボアテング アル・イテハドが獲得調査
前任の10番は華麗なる復活劇とはいかなかった。日本代表FW本田圭佑が所属するACミランに、今冬の移籍市場で加入した元ガーナ代表MFケビン=プリンス・ボアテングの契約延長がなされず、今季終了後にミランを離れることが明らかになっている。イタリアのサッカー情報サイト「カルチョメルカート・コム」が報じている。
今季開幕後にドイツ・ブンデスリーガのシャルケで戦力外になり、秋口からミランで練習参加していた。そして、冬の移籍市場が開幕すると同時に正式な加入となったが、思ったような活躍はできていない。2014年1月に本田が加入する前の10番の復帰にミラニスタは期待の声を上げたが、その声援に応えることができなかった。
すでに来季に向けてボアテングに興味を示しているチームがあり、それは中東と中国からだという。中東ではかつてのミランでチームメイトであり、ガーナ代表の盟友でもあるMFサリー・ムンタリが所属するサウジアラビアのアル・イテハドが、獲得への調査をスタートさせたという。また、クラブ名は明記されていないが中国からの調査も届いているようだ。
本田にとっては、新旧10番でのポジション争いに勝利した格好になった。そして、ボアテングはアジアに活路を見出し、AFCチャンピオンズリーグでJリーグ勢の前に立ちはだかることになるのだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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