闘将ガットゥーゾ、ファンの“マスク軽視”に苦言 「正しい振る舞いをしないといけない」
ナポリはマラドーナ氏の死後、最初の試合で快勝も…「ディエゴのことだけで苦しんでいるわけではない」
ナポリは現地時間29日、第9節ローマ戦で4-0の快勝を収めた。クラブのレジェンドである元アルゼンチン代表FWディエゴ・マラドーナ氏を追悼し、特別ユニフォームを着用した試合で勝ち点3を得たナポリだが、ジェンナーロ・ガットゥーゾ監督はファンに対して苦言を呈していると、衛星放送「スカイ・スポーツ」イタリア版が報じている。
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25日に亡くなったマラドーナ氏の功績を称え、29日に「スタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナ」へと名称変更されたスタジアムで、後輩たちが躍動した。前半30分にクラブのキャプテンでもあるイタリア代表FWロレンツォ・インシーニェの直接FKで先制したナポリは、その後も優勢に試合を進め、後半に3ゴールを加点。4-0で好調のローマを一蹴した。
この勝利を喜んでいると思われたガットゥーゾ監督だが、それ以上にファンの安全が気になったようだ。「ここ数日は、悲しい空気に包まれている。だが、今この町は、共通の感覚を持たないといけない。あまりにも多くの人々がマスクを着けずに、一堂に会している」と苦言。さらに、ナポリの人々に向けて次のように訴えたという。
「マラドーナはレジェンドだ。それは誰もが知っていること。だが、今は正しい振る舞いをしないといけない。そうでなければ、より多くの代償を払うことになる。(マラドーナの死が)特別なことだとは理解できる。でも、明日からはしっかりと取り組まないといけない。この町は、ディエゴのことだけで苦しんでいるわけではない。多くの店が閉店となり、経済的にも困難な状況にあるんだ」
新型コロナウイルスの脅威が再び広がり続けているなか、闘将ガットゥーゾは危機感を強めているようだった。
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(FOOTBALL ZONE編集部)