ユーベ戦力外のケディラ、来夏のプレミア移籍希望を告白 世界的名将との“交流”が鍵に?
モウリーニョ、アンチェロッティ両監督との“コネクション”維持を強調 「途切れたことはない」
ユベントスに所属する元ドイツ代表MFサミ・ケディラは、イタリア王者で出場機会を得ることができていない。しかし、2021年1月の移籍市場で退団するつもりはなく、来夏の契約満了後にプレミアリーグのクラブに移籍する考えを持っているという。ドイツ公共放送局「ZDF」のコメントを英紙「デイリー・メール」が報じている。
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ユベントスは今シーズンから、元イタリア代表のアンドレア・ピルロ監督がチームを率いている。中盤には、ブラジル代表MFアルトゥール、ウェールズ代表MFアーロン・ラムジー、フランス代表MFアドリエン・ラビオら、豊富な戦力を抱えるなかで、33歳のケディラは公式戦に出場できていない。
ケディラは近年、負傷も多くなっているが、ユベントスは年俸600万ユーロ(約7億5000万円)を支払い続けている。新型コロナウイルスの影響で減収となったユーべは、ケディラの放出に向けて積極的な姿勢であるとされるなか、選手自身はクラブを離れるつもりがないと、「ZDF」に対して語っている。
「ここを去る時、ユーベのファンには素晴らしい選手という記憶を持っていてほしい。現在の状況は、アンドレア・ピルロ監督のせいではなく、僕は怒ってもいない。彼がどういうサッカーをやりたいから理解している。だが、1月の移籍は起こるはずがない。僕は2021年夏まで続く自分の契約を全うするつもりだ。機会があれば、プレミアリーグも(移籍先の)選択肢の一つになるかもしれない。僕はプレミアリーグの大ファンだ」
現在のプレミアリーグには、かつてケディラがレアル時代にともに仕事をしていたジョゼ・モウリーニョ監督、カルロ・アンチェロッティ監督がいる。それぞれ指揮を執っているトッテナム、エバートンは、ケディラの移籍先の有力候補に挙げられていた。この件についてもケディラは、「レアル・マドリードで時間をともに過ごしてから、コンタクトが途切れたことは一度もない」と話し、その可能性を否定していない。
すでにベテランの域に達しているケディラだが、ユーベでプレー時間を得られなければ、コンディションの維持も簡単ではないだろう。来夏の移籍にも影響を及ぼしそうだが、このままユーベ残留となるのだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)