FC東京、韓国強豪・蔚山に逆転負け 永井が先制弾も…決勝トーナメント進出へ痛恨敗戦

GL突破が厳しくなったFC東京【写真:Getty Images】
GL突破が厳しくなったFC東京【写真:Getty Images】

前半終了間際にFKで同点にされ、後半40分に逆転被弾

 FC東京は30日、カタールでの集中開催のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ第5節で蔚山現代(韓国)と対戦。先制点を生かせずに1-2で逆転負け。突破は最終節に勝利したうえで、他カードの結果次第となった。

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 FC東京は前の上海申花(中国)戦でエース格のFWディエゴ・オリヴェイラが相手選手のラフプレーによる負傷。中2日のこのゲームでも復帰はできず、苦しい台所事情となった。

 それでも開始直後の1分、FC東京はゴールをものにする。敵陣のコーナーフラッグ付近まで相手を追いかけてプレスを行うと、そこで無理につなごうとした相手からボールを奪い、MF三田啓貴、MF安部柊斗と経由したボールはFW永井謙佑へ。ペナルティーエリアのすぐ外から思い切り腰をひねってファーサイド方向を狙ったシュートは、相手GKの届かないコースへ転がりゴールとなった。

 その後もFC東京はFWレアンドロに決定機が訪れるなど上手くコントロール。相手にチャンスを与えなかった。しかし、前半終了間際の44分、ゴール正面の約20メートル絵与えたフリーキックを、MFユン・ビッカラムに直接狙われると、GK波多野豪は呼んでいたコースと全く反対に飛んだボールに対して逆モーションになってしまい、そのままゴールに吸い込まれるボールを見送るしかなく失点。1-1に追いつかれての後半となった。

 後半は逆に蔚山にボールを支配される展開になった。FC東京は交代も行いながらゲームを進めたものの、敵陣でボールが収まらずに苦戦。訪れたカウンターのチャンスも焦りからかオフサイドで逸するなど苦しい展開になった。

 すると後半40分、右サイドからビッカラムに切り込まれるとニアサイドへのシュートで失点。残り時間でビハインドを跳ね返すことはできず、1-2での逆転負けとなった。

 この結果、蔚山が勝ち点13で決勝トーナメント進出。FC東京は勝ち点7となった。この後の時間帯で、現時点で勝ち点6の上海申花と勝ち点0のパース・グローリー(オーストラリア)が対戦する。最終戦ではパース・グローリーと対戦するFC東京は最低でも勝利が求められるが、他会場の結果次第ではそれでも敗退する苦しい立場に追い込まれた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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