“アシスト王”鎌田大地を独メディアが評価 「規則正しく結果を積み重ねている」
ウニオン・ベルリン戦で2ゴールを演出
フランクフルトの日本代表MF鎌田大地は、現地時間28日に行われたブンデスリーガ第9節ウニオン・ベルリン戦(3-3)で2アシストをマークしたが、地元メディアもチームを牽引するパフォーマンスを高く評価している。
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ウニオン・ベルリン戦に先発した鎌田は、前半27分にポルトガル代表FWアンドレ・シウバのゴールをアシストすると、2-2で迎えた後半34分にも相手の背後に抜け出してFWバス・ドストにラストパスを送り逆転ゴールをお膳立て。「ベルリンとフランクフルトの試合は、両チームのゲームメーカーであるマックス・クルーゼとダイチ・カマダの決闘でもあった」と、ドイツメディア「ヘッセンシャオ」が報じたように、この日2ゴールをマークしたウニオン・ベルリンの元ドイツ代表MFマックス・クルーゼと並ぶ活躍を見せた。
フランクフルトのアディ・ヒュッター監督も、鎌田のプレーを称賛している。同監督は会見で鎌田について問われると、「ダイチは試合に上手く入ることができなかったが、その後遅れを取り戻そうと必死に戦い、今日の試合で我々が負けなかったということについて大きな役割を担った」と語り、先に2点のリードを許す苦しい試合展開から3-3の引き分けに持ち込めた要因として鎌田の存在を挙げた。
これで今季の鎌田のアシスト数は、「キッカー」誌などの集計では「6」となり、アシストランクではポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキ(バイエルン・ミュンヘン)と並んで首位タイに浮上。前述の「ヘッセンシャオ」でも、「この24歳の日本人プレーヤーは、シーズン前にスコアポイント(ゴール数とアシスト数の合計)15点を目標に設定していたが、すでに7点(1ゴール6アシスト)を達成した。パフォーマンスに関する一貫性の欠如やデュエルで時々酷いプレーを見せるという批判はあるものの、ヒュッター監督の『キープレーヤー』は規則正しく結果を積み重ねている」として、開幕前に公言したスコアポイント15点達成に向けて着実に前進していると評価した。
フランクフルトの次戦は、12月5日に予定されているドルトムントとのホームゲーム。強豪との対戦だけに、鎌田には再び攻撃の牽引役としての活躍が求められそうだ。