「衝撃を受けた」 Jクラブを率いるスペイン人監督、リーガに連れていきたい日本人選手は?
J3今治のスペイン人監督リュイス氏は、神戸FW古橋、川崎MF三笘、川崎FW小林を選出
スペイン1部のリーガ・エスパニョーラでは現在、MF乾貴士(エイバル)、MF久保建英(ビジャレアル)、FW岡崎慎司(ウエスカ)、FW武藤嘉紀(エイバル)と4人の日本人選手がプレーしている。かつては日本人選手にとって“鬼門”とも言われた世界最高峰のリーグへ、日本から次に渡る可能性があるのは誰か。J3のFC今治で指揮を執るスペイン人のリュイス・プラナグマ・ラモス監督に質問をぶつけると、J1から3人の名前が挙がった。
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バルセロナ出身で、1999年に10代で指導者のキャリアをスタートさせたリュイス監督。エスパニョールのアカデミー(U-9~U-18)、ビジャレアルのCチーム・Bチームなどを経て、グラナダBチームを率いていた2016-17シーズンには、トップチームの暫定監督として“ラ・リーガデビュー”も果たしている。バルセロナのカンテラ(下部組織)在籍時代の久保を知るなど、日本人選手にも精通するスペイン人指揮官は、「J1の若手選手には、スペインリーグにフィットして、プレーできるチャンスは大いにあると思います」と語る。
まず、1人目はヴィッセル神戸の日本代表FW古橋亨梧(今季29試合12得点)だ。元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタの“相棒”として絶妙なコンビネーションを見せており、スペイン語の勉強を怠らず、バルセロナの練習を見るために現地へ赴くなど、本人も“スペイン志向”は強い。武器とするスピードは、スペイン1部でも威力を発揮するとリュイス監督は分析する。
「古橋選手に関して言えば、まず速い。相手の裏を取る動きが優れていると思います。そして、素早く、的確な判断でゴールを奪う決定力もあります」
リュイス監督が「初めて見た時にすごく衝撃を受けました」と明かすのが、川崎フロンターレのMF三笘薫(今季26試合12得点)だ。東京五輪世代の新人アタッカーは、独特のドリブルを武器に旋風を巻き起こし、川崎の史上最速Vに大きく貢献した。
「三笘選手はラストパスを出せるし、ドリブルで中に切れ込んでフィニッシュまで持っていける。得点力が高いのも特徴ですが、ディフェンスにおいても求められたことをハイレベルにこなしています。正直ポテンシャルの高さに驚いていて、将来が非常に楽しみな選手です」