大活躍のカバーニ、投入前の“ドタバタ劇”に英メディア注目 「登場が遅れた奇妙な理由」
シューズを履き替えるために後半のキックオフに間に合わず
マンチェスター・ユナイテッドは現地時間29日、敵地でのプレミアリーグ第10節サウサンプトン戦に臨み、3-2で逆転勝利を収めた。ウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニが2ゴール1アシストで勝利の立役者となったなか、交代でピッチに入る際の“ドタバタ劇”が話題となっている。
試合は前半23分、33分にサウサンプトンが連続してゴールを奪い、ホームチームの2点リードでハーフタイムを迎えた。逆境に立たされたユナイテッドは、後半開始からイングランド代表FWメイソン・グリーンウッドに代えてカバーニを投入する。
すると後半15分、カバーニはポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスの追撃弾をアシスト。反撃の狼煙を上げると、同29分、アディショナルタイムにはヘディングで自らゴールを奪取。2点のビハインドを跳ね返し、見事な逆転勝利を演出した。
ユナイテッドの“ヒーロー”となったカバーニだが、投入される際にはちょっとした混乱が生じている。後半開始からの投入のため、キックオフの瞬間をピッチ内で迎えるはずが、ジョナサン・モス主審が笛を吹いた瞬間にカバーニの姿はなく、ユナイテッドは10人の状態で後半をスタートすることとなった。
この時、カバーニはキックオフ直前の段階で本来とは違うシューズを着用していることが判明し、履き替えることに。靴紐を結んでいる間に後半が始まってしまった。英ラジオ局「talkSPORT」は「カバーニの登場が遅れた奇妙な理由」と見出しを打ち、この“トラブル”に注目。元アイルランド代表MFロイ・キーン氏の「最終的に、シューズもいらなかったね。ヘディングで2点を決めたんだから」というコメントを紹介している。
思わぬハプニングに見舞われてしまったカバーニ。結果的に勝利に大きく貢献したことで、“失態”として記憶されることは避けられたようだ。