川島が若手の初ゴールの歓喜、チームの初勝利をかき消すミス 「手前でブレちゃったんで……」

チームとして進歩も守備での課題が散見

 

 それでも5日のウルグアイ戦よりもチームとして格段の進歩があったと川島は見ている。

「前半、向こうもいい形でプレッシャーをかけてきて、なかなかボールも動かせなかったけれど、後半前に行く機動力が出てきて、プレッシャーもうまくはまった。ボールを奪って早く攻撃できてたんで、今日の後半みたいなアグレッシブさだったり、前に行く強さが出てきたことっていうのが、前の試合に比べれば確実にプラスアルファじゃないかなと思います」

 攻撃面は後半に入り、鋭いショートカウンターというストロングポイントを出すことができた。その一方、守備面では課題が散見した。

「インターセプトされたことも多かった? 前半はちょっと消極的にボールを動かして、後ろ向きだったり、横のパスを取られたりすることが多かった。ミスをするにしても自分たちが前へ行かなきゃいけないと思うし、それは後半うまく修正できたのかなと思います」

 アギーレジャパンは船出したばかり。修正の余地はまだまだ残されている。それはこのチームの伸びしろを意味している。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

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